
GMO天秤AIは、法人向けサービス「天秤AI Biz byGMO」において、主要生成AIサービスの利用約款を一画面で横断比較できる新機能「主要AI約款比較」の提供を開始した。この機能により、AI導入時に企業が負担と感じやすい規約確認作業を大幅に効率化し、スムーズな導入判断と継続的な約款追跡を実現する。
GMOインターネットグループのGMO天秤AIは2026年5月13日、法人向けサービス「天秤AI Biz byGMO」に、主要なAIサービスの約款を一目で比較できる新機能「主要AI約款比較」を追加したと発表した。
「ChatGPT」「Claude」「Gemini」といった主要生成AIサービスの利用規約、プライバシーポリシー、DPA(データ処理契約)を横断的に参照できる。データの学習利用や情報漏えいリスクなど、法人利用で特に重要となる項目について、独自基準で整理され、増島雅和弁護士による法的見地からのアドバイスに基づく判定と共に一覧表示される。
企業は各AIサービスの膨大な約款を個別に読み解く必要がなくなり、AI導入の可否判断にかかる時間を大幅に削減できる。今後はChatGPT、Claude、Gemini以外の生成AIサービスについても、順次対応範囲を拡大する予定である。
近年、AIツールの業務活用が急速に広がる一方で、「企業データがAIの学習に使われるのか」「情報漏えいリスクはどの程度か」といった懸念が、導入の大きな障壁となっている。各サービスの約款にはこれらの情報が記載されているが、その分量は膨大で、正確に把握するには専門知識と多大な時間が必要だ。
約款は事業者の判断で予告なく変更されることがあり、過去にはサービスの買収を機に約款が改定され、ユーザーデータの取り扱いが変わった事例もある。こうした変更を見逃すと、企業は意図せず情報管理上のリスクを抱えることになる。また、導入時に約款を確認していても、その後の改定内容を継続的に把握するのは容易ではない。
これらの課題を解決し、AIツールの業務活用をさらに促進するため、「主要AI約款比較」が提供された。本機能は、企業がAIを安全に活用するための判断基盤を提供することを目的としている。
本機能は、天秤AI Bizのサイドメニューから利用可能で、同サービスのスタンダードプランおよびBizプラン契約者は追加料金なしで利用できる。
また本機能では、各AIサービスのプランを選択することで、データ取り扱いやセキュリティに関する情報を独自基準に基づき「○」「△」「×」で整理する。さらに、法人プランなどの条件で絞り込みを行うことも可能で、必要に応じて設定変更ページへ遷移できる。
評価結果の詳細画面では、判定根拠となる約款の要約を参照でき、専門知識がなくてもリスクを把握できる。また、AIの学習機能設定やDPAの有無など、法人利用上の重要事項も整理される。
加えて、ChatGPT、Claude、Geminiそれぞれについて、Web UIプランおよびAPIプラン別に利用規約、プライバシーポリシー、DPAなどの原文リンクを一覧で提供しており、必要に応じて原文を容易に確認できる。
さらに、各AIサービスの約款に変更があった場合にはメールで通知を受け取ることができ、設定によりオン・オフの切り替えも可能だ。約款変更の見落としを防ぎ、継続的なリスク管理を支援する。